学び効率が最大化するインプット大全
学び効率が最大化する インプット大全 樺沢紫苑 著
前作の40万部のベストセラーになった『アウトプット大全』に続いて
その続編とも言える『アウトプット大全』
![](https://fujii-cdl.com/wp-content/uploads/2020/04/7b98dc8cb92c5de4ccd34ac50cd09923-1024x797.jpg)
私も含めて、どちらかというとインプットに費やす時間が多く、
アウトプットにはなかなか進めないという人々が多いのが現状でしょう。
本屋さんの棚にはアウトプットの重要性を説く書籍が多く並んでいる中で、
インプットのノウハウを網羅的に図解もあわせて、非常にわかりやすく説いた好著でした。
結論的にはアウトプットすることを前提にインプットすること、
「アウトプット力を高めるためのインプット術」が述べられています。
個人的には特に最後の第7章で語られている応用編
「記憶」「保持」「想起」という「記憶の3段階」
まず覚えて、記憶として保持して、思い出して最後に書く。
というところに目が止まりました。
記憶を強化する2つの戦略
維持リハーサル」と「精緻化リハーサル」
「維持リハーサル」
何度も繰り返して覚えること
英単語を読み上げながら、何度も繰り返し書いて暗記する
「精緻化リハーサル」
情報の付加、統合によって情報を複雑化し、
情報ボリュームを増やすことで覚えやすくすること。
例えば「鉄砲伝来、1453年」の語呂合わせなど
精緻化を実際の勉強や仕事で活用する7つの方法
(1)追記
(2)関連受け
(3)言い換え
(4)ストーリー化
(5)整理、まとめ(体制化)
(6)視覚化(二重符号化)
(7)省察
結局、インプット直後にアウトプットすること
これが一番の秘訣だと思われます。