司会者デビュー、ものづくり補助金の成果事例発表会
8月18日、二条城前のANAクラウンプラザホテル京都で
京都府中小企業団体中央会主催のものづくり補助金を受けた企業の成果事例発表会がありました。
会社勤めの時に進行ディレクターとしてイベント進行役は何度も経験して慣れたものでしたが、
司会進行ははじめてです。
全体に気を配りながらもなかなかお客様の反応にまで考慮にいれるところまでいかず
名前と肩書の読み方を間違えないようにすることでいっぱいいっぱいで台本を読むだけ。
その場に合わせてアドリブを入れることはほとんどできませんでした。
でも結構この仕事も面白く、今後機会があればまたやってみたいなあと。
基調講演で㈱アテーナソリューションの代表取締役で小規模企業経営支援協会理事長の立石裕明氏が
『「経営者の方々にどうしてもお伝えしたいこと」―補助金制定の裏話とその活用法―』というテーマで、
ご自身の旅館を潰したという経験を根底に、
小規模企業振興基本法制定の裏話、
なぜ経営計画が必要なのか、
知的資産経営と事業承継、
経営者としての銀行交渉と見積書作成方法
などについて語られました。
特に今まで「成長発展」する企業を応援するというのが基本であった中小企業支援から、
「成長発展」のみならず「事業の持続発展」を原則とした政策体系の必要性が書かれた
小規模基本法にかけた思いがヒシヒシと伝わってきました。
計画書を紙に書いて、
「小規模企業持続化補助金」などもぜひお使いいただきたい。
また、ものづくり系の人たちの売る努力の欠如などにも言及されていました
第2部の事例発表では、
5社の方がものづくり補助金の申請事業の内容とその成果を中心に各社15分ほどプレゼンテイーションされました。
まずイーセップ株式会社様は『規則性ナノ多孔質セラミック分離膜機材の試作開発』について、
続いて有限会社修美社様は『最新型特殊印刷機導入による「おもしろ印刷」事業の拡大』について、
3番目の株式会社ShinSei様は『放射性撮影装置部品の高精度化および新たな供給体制の構築計画』について、
4番目の大東寝具工業株式会社様は、『IT活用とものづくりを融合した高度なコンサルティング販売で快眠を実現する』について、
最後に中嶋金属株式会社様は、『3Dプリンターで成形された製品への新規メッキ方法の開発と実用化』について、
それぞれ熱く語っていただきました。参加者の方々は最後まで熱心に聞き入っておられました。
最近遅れを取っていると言われてきた日本のものづくり、中小企業の尖った端っこで、
補助金事業を上手く活用して進んでいく姿が見られます。