FACTFULNESS

質問1
現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を終了するでしょう?
A.20%
B.40%
C.30%

質問2
世界の平均寿命はおよそ何歳でしょう?
A.50歳
B.60歳
C.70歳

質問3
自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したでしょうか?
A.2倍以上になった
B.あまり変わっていない
C.半分以下になった

上の3つの質問は、
ハンス・ロスリングの『ファクトフルネス』
のなかにでていた質問の中から取り上げたものですが、
正解はすべてCでした。
2017年のデータに基づくものですが、私は3つとも間違いました。

私達は過去に習ってきた知識での思い込みに支配されて
あるいはマスコミなどに流れる情報の影響を大きく受けて
先入観を持ってものごとを眺める事が多いようです。
日本でも最近世の中が物騒になった、
凶悪事件が多発しているという印象が強いのですが、
実際には刑法犯の認知件数は2002年(約285万件)をピークに減少が続いています。
17年は年間で約92万件で戦後最少を更新、数字の上では治安の回復傾向が続いています。

FACT FULLNESS 「事実に基づく世界の見方」

客観的事実、データに基づいた世界を見方を提唱し
それに基づいた”ファクトフルネス”という習慣を毎日の生活に取り入れてほしいと。

著者は
われわれの思いをひずめている10の本能をあげ、
これらを抑えるルールを要約しています。

分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
ネガティブ本能 「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
直線本能 「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
恐怖本能 「危険でないことを、恐ろしいと考えてします」思い込み
過大視本能 「もの前の数字が一番重要だ」という思い込み
パターン化本能 「一つの例が全てに当てはまる」という思い込み
宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
単純化本能 「世界はひとつの切り口で詠懐できる」という思い込み
犯人探し本能 「誰かを攻めレア物事は解決する」という思い込み
焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み