糺ノ森のエネルギー

大原、八瀬の里から流れ出る高野川と、雲ヶ畑方面から流れる加茂川が、ひとつに合流して三角州をつくりますが、ここを古来糺(ただす)と呼びました。

「ただす」とは河合を意味します。その地主神を祭った河合社が下鴨神社の境内にあります。
このあたりは「糺ノ森(ただすのもり)」といわれ、市中のなかに美しい樹林を残しています。

下鴨神社の保存資金を賄うため、景観に配慮され低層ではありますが目下マンションが建築中で物議をかもしてはおります。

下鴨神社の境内を覆う緑豊かなこの糺の森、かって平安京がおかれた時代には約495万平方メートルの広さがあったということですが、現在は12万4千平方メートル(東京ドームの約3倍)の広さです。参道に沿って樹木が並び、また木々の間を清らかな水が流れ、歩いてるだけで清らかなエネルギーが与えられるのを感じます。

幸いにも家から歩いて20分ほどで来れるので散歩コースのひとつになっています。
引き継いでいくものと新たな手を加えるものと、うまく調和させることを考えていきたいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA