ピラミッド構造の話し方
伊藤羊一さんの『1分で話せ』、続編『1分で話せ②超実践編』で学ばせていただいただきました。
彼が提唱する、ピラミッドストラクチャー
「話には結論と根拠があり、その結論を一番上に、根拠をその下に並べたものです。根拠は複数あることが多いので、三角形、つまり、ピラミッドのような形をしているので「ピラミッドストラクチャー」と言います。」
主張(結論)を頭に、その根拠を3つ述べ、それぞれの根拠に「たとえば」とイメージできる事例を述べる。たとえばで事例を上げ、具体的なイメージを頭に浮かばせる。
この構造にしたがって考えを整理し、語れば1分でスッキリ・カンタン論理的に話せるという。
自分の思っていることを、うまく伝えられない。何を言いたいのか、わからないと言われてしまう。
こんな悩みをよく聞きます。
伝えたいことが相手に伝わらないのは、自分の頭の中にあるピラミッドが相手に見えないから。
ピラミッドの構造自体があやふやであったり、ピラミッドとは関係ない情報に埋もれてしまったりすることで、「結論+根拠」のつながりがよく分からなくなり、ピラミッドを見失ってしまうから。
逆に、ピラミッドさえ明確であれば、何が言いたいかということは大体分かります。
このピラミッドストラクチャーにのっとって、この本の要点を適用してみました。
主張:ピラミッド構造の話し方はスッキリ・カンタン伝わる
根拠1:考えの整理ができる
たとえば、自分の言いたいことが結論、その根拠として整理できる
たとえば、漠然ともやもやしていることが分類できる
根拠2:全体(ストーリー)がつかめる
たとえば、話の順序が明確になる
たとえば、自分の頭の中にある結論をまず出して、それをサポートする根拠を具体的にひねり出していく
根拠3:聞くものにとって分かりやすい
たとえば、結論・根拠と整理されていて、話の流れがイメージしやすい
たとえば、話し手の思考の軸が思考のプロセスが理解しやすい
ピラミッドで考えればコミュニケーションはわかりやすくなる。
実践編では
ファシリテーション、プレゼン資料づくり、説得・提案・プレゼンのルール等にも触れ
非常に簡潔に整理された、「スッキリ・カンタン」を地で行く書籍であった。
相手の話を情報の箱に振分けていく例 超実践編P.054より
ぜひ、実践に活かしていきたい。