『世界一受けたいお金の授業』

『世界一受けたいお金の授業』和仁達也・著

この度改訂版が出版されるということで
以前読んだものをもう一度復習したく改めて目を通しました。

支援先さまに会社の状態を掴んでもらうのに非常にお世話になっている
お金のブロックパズル、
もともとは西順一郎氏の「戦略MQ会計」からの応用だそうですが、
ビジネスのお金の出入りの構造が大きくつかめて
直感的に非常に理解しやすいものとなっています。

まずは一人暮らしのOLの収入と税金・社会保険(変動費に相当)
と手取り(粗利に相当)を生活費と貯金に分解し、
さらに生活費を日常生活費と娯楽に分解して
全体の収入と支出のお金の流れが
視覚的に明らかになり、わかりやすくなります。

会社の「儲け」のからくりを見破る5つのポイントとして
①まずは単純に決算書から5つの数字だけ拾う。
 1.売上高 2.変動費 3.人件費 4.利益 5.借金の残高

②売上を100に置き換える。

③お金の流れのブロックパズルに当てはめる

④数字を考えず、面積をいて感じる

⑤図を見て「仮説」を立てる
 その仮説を確かめるために、決算書を読み込んでいく。

その手法がわかりやすく解説されています。
発売されて10年ほど経過しているので
事例などが改められるでしょうが、改訂版が楽しみです。