小さな会社のブランディング

「なかなか儲からないので、ブランディングでなんとかしたい」
という相談を受けることが多いのですが、
ブランディングとはなんでしょうか?

ブランド(brand)とは
もともと他人の牛から自分の牛を区別するために
牛の脇腹に押した独特の焼印(burned)が語源でした。
自分が所有するものを他人のものと区別するための
標識の役割をしていました。
それが商品の差別化や信頼性などを獲得し、
特別な意味作用を持つものに発展してきました。

ものが売れなくなって、
一つひとつの商品を大事に扱おうとするとする姿勢が現れ
ブランド生み出す価値は資産として捉えられるようになりました。

羊羹と言えば虎屋、まず名前が出てきます。
値段はちっちゃなものでも300円近くします。
それでも多くの人が購入されます。

そこには室町時代後期からの伝統もありますが、
社員一人ひとりに引き継がれた姿勢というものがあるようです。

小さなお店や企業でも
企業理念、姿勢、大事にするもの
そこが持つ独特な香り、
といったものが
商品やロゴや名前、看板、お客様への対応、
目には見えないが人々の頭の中に出来上がるもの
からかたちづくられていきます。

小さいお店では
売りたい顧客を絞り込み
それにふさわしい少品種で勝負する。
やることとやらないことを明確にして
持てるものを集中していくことが大切です。