今年のテーマ「間 Ma」

2019年(平成31年)が始まりました。
今年のテーマ「間 Ma」
建築を学んできた嘗ての原点に戻って、
時間・空間の「間」、主観と客観の「間]、コミュニケーションの「間」、つながりの「間」
そんなことを意識していきます。

平成31年5月、天皇陛下が退位され皇太子浩宮徳仁親王が新天皇に即位されます。
この4月一杯で平成も終わり新しい年号が4月1日に発表されます。
平成元年は1989年1月8日から平成の時代になり30年、昭和の時代ほどにはこれだと言えるようなはっきりとしたイメージが思い浮かばないのですが、時がもう少し経てば印象が変わってくるかも。

1989年11月にベルリンの壁が崩れました。
冷戦が終わって資本主義も社会主義も区別がなくなり、世の中が一変してグローバル化時代に突入しました。
アメリカ一強の時代がしばらく続き、IT革命が世の中の仕組みや考え方などのあらゆるものの枠組みを大きく変えました。
日本は、戦後の復興から高度成長時代が続き、ジャパン・アズ・ナンバーワンといわれるような発展を遂げましたが、
1990年代初めのバブル経済の崩壊から以後、失われた30年と言われたりしています。

2008年にはリーマンショックから世界的危機が起こり、
アメリカ一強から多極化、米中二極時代へと移ってきました。
2011年、東北地方を襲った東日本大震災が原発事故も引き起こし大きな爪痕を残しました。
世界に目を向けると、2014年クリミア併合によりロシアが制裁をうけて孤立化
2015年にはAIIB(アジアインフラ投資銀行)事件、アメリカの同盟国群が中国主導のAIIBに参加しました。
そして、2016年トランプ大統領が誕生し、今に続いています。
2017年には北朝鮮問題の核問題に翻弄され、
昨年2018年のはついに米中覇権戦争勃発、情報戦が繰り返されています。

新しい1年がはじまると言っても時間は継続して過ぎています。その流れの中で大きな変化が進んでいます。
どのように変化を先取りして成長していくか、が問われてきます。