『会社では教えてもらえない生産性が高い人の思考整理のキホン』井上龍司(著)
頭の中がぐちゃぐちゃ
仕事が進まない、
アイデアが浮かばない・・・
どうしたら1日に何ページもの、いくつものまとまった資料を作れるようになるかを考え、
過去の経験からそのノウハウを「思考整理」に焦点をあてて、まとめた書籍です。
思考整理とは大雑把に言えば「仕事の準備」のこと
仕事の成否を左右する準備、すなわち「思考整理」というステップを
どうすればもっと効果的にできるものか、そこに絞って38のノウハウが語られています。
仕事はいくつかのステップに分けて考えることで、
それぞれの作業内容や所要時間がイメージできるようになります。
コンサルティングの仕事でも、
現状の把握、問題の発見、解決策の検討、解決策の実行
とステップに分解して考えていきます。
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『会社では教えてもらえない生産性が高い人の思考整理のキホン』
井上龍司 著 2017.6 すばる舎
目次
第1章 頭の中がぐちゃぐちゃ。
全然はかどらない!
1.「仕事が進まない」のは「頭の整理」がつかないせいだった?
・報告書も書かなきゃ、明日のアポのよういもしないと・・・
・やみくもに手を付けても時間がすぎるばかり
2.判断の速さとアウトプットの速さ。それこそが一流と二流の差
・先手を打って考えているから、立ち上げ・立て直しが速攻
3.「クリアな思考」になるために頭の良し悪しは関係ない
・コンサルタントもテクニックで問題解決する
4.思考整理に必要なことはたったふたつ
・不要なものを捨てる、残ったものを整える
・この会議に必要な要素は何か?
5.すぐにパンクする人ほど「頭の中だけ」で考えている
・ともかくすべてを紙に書き出してしまう
第2章 どんな仕事もスムーズに進む
思考整理のキホン
6.思考整理は一度身につければ一生の武器になる
・段取りから資料作成、トラブル対応、人生設計まで
7.仕事の基本の「優先順位」。実は9割の人ができていない
・すべてが一緒に「すぐやらなきゃ」に
・タスクと所要時間を一覧する
8.販促イベントでも、計画書はこれ1枚でつくれる
・日時は?担当者は?「5W1H」のチェック表
9.仕事は分けて、分けて、分ける。あとは1個1個片付けるだけ
・まずは複数のステップに分解
10.「頑張ったのにやり直し」を繰り返す人の共通点とは
・データ集めに没頭しすぎて薄っぺらなレポートに・・・
11.資料作成だけじゃない・「図解」は思考整理にも使える
・シンプルな矢印のフローチャートで頭がスッキリ
12.ポストイットひとつで会議の生産性が倍増
・発言をホワイトボードに次々貼ってグルーピング
第3章 「論理的に考える」が一発で身につく!
13.論理的でない主張は聞いてすらもらえない
・チャンスをつかめるかは説得できるかにかかっている
14.「根拠は?」と聞かれたら、どこまで切り返せるか
・新製品の提案で「機能に自信あり」だけでは足りない
15.コンサルタントが最初に叩き込まれる「グループ分け」の鉄則
・5つ以上の情報の羅列はNG
・「わける」と「わかる」
16.「あくまできもの意見だよね」と言われてしまう原因
・「事実」と「意見」の違い
17.「ピラミッド構造」で主張を強化する
・根拠を枝分かれさせてバランスの良いピラミッドをつくる
18.「フレームワーク」はやっぱりよくできていた!
・イチから考えるよりもはるかに効率的
・使えるフレームワークのストックを増やす
19.データの数字を何も考えずに見つめていませんか?
・売上を年齢、販路、時間・・・といろいろな視点で検討
20.迷ったらメリット・デメリットの表に決めてもらう
・Aを選ぶかBにすべきか自ずと答えが出る
・多少強引にでも数字に置き換える
21.客観的になるのは驚くほど難しいもの
・無意識に引っ張られる「選択バイアス」や「確証バイアス」
22.「ピアノを習えば頭が良くなる」は正しい?
・「東大生」と「ピアノ経験者」には相関関係しかない
第4章 アイデアを効率的に
どんどん出せる
23.パワポの前にエクセルを立ち上げる理由
・考えを先にまとめておけば、あとは作業に集中できる
24.アイデア出しの近道は「何か入れる」こと
・過去の事例、本、ネット・・・あらゆるものを吸収する
・「今までの世の中になかったものを生み出す」は幻想
25.「検索条件」の設定が甘いと、ズレた考えしか浮かばない
・「営業成績を上げる」ために現実的な方法は?
26.行き詰まったら、人の行動をひたすら観察する
・ラーメン屋にある紙エプロンや髪留めも観察から生まれた
27.ブレストでどんどんアイデアが出てくる秘訣
・「特徴」をひたすら挙げてアレンジする
28.「引き算」していくと、新たなものに生まれ変わる
・今ある商品やサービスをシンプルにできないか?
29.これだけは絶対に覚えておきたい思考ツール「マトリクス」
・縦横の軸で足りないことや重要なことが一目瞭然
30.「なぜ10回」で必ずベストアンサーが見えてくる
・「バリューグラフ」でテーマを違う角度から掘り下げる
31.フレームワークはアイデア出しでも重宝する
・売上アップ策に使える「AISAS」
第5章 言いたいことが
いつでもきちんと伝わる!
32.論点がズレたまま進む議論は意外と多い
・白熱したのに結局何も決まらない会議
・議題を最初に共有し、途中でも確認を
33.「何が言いたいの?」と言われる原因はここにある
・あれこれ盛り込まず、主張をひとつに絞る
・「何をしてほしいか」を明確に伝えるのがビジネスの必須条件
34.プレゼンは最初の1分で決まる
・「PREP法でポイントをとにかく前に
・眠たくなるプレゼンはたいてい時間配分に失敗している
35.説明ベタな人の話にはたいてい具体例がない
・リアルなエピソードや固有名詞で映像が目に浮かぶ
・セリフを交えたやり取りを入れると記憶に残る
36.千の言葉よりひとつの図でバシッと説明できることもある
・「売上落ち込み」をグラフで見たら一発納得
37.あいまいな内容は「声に出す」と気づける
・プレゼンは必ず事前にリハーサル
38.急に話の流れにメリハリが生まれる「接続詞」の魔術
・「なぜなら」「たとえば」「しかし」で注意を引く
・「~だそうです」「~だと思います」を減らす