小さな会社の稼ぐ技術

書籍『小さな会社の稼ぐ方法』

『小さな会社の稼ぐ方法』栢野克己(著)

「頑張っているのに儲けが出ない、いう話をよく聞く。
その原因は何か。外部環境のせいではない。
戦略が間違っている(あるいはない)からだ。
メディアに出てくる経営戦略は大企業用。
中小零細が実践してもうまくかない。
弱者には弱者の戦略がある。
弱者でも、正しい戦略を実践すれば相当しぶとい。
いや、局地戦なら大企業を打ち負かすことができる。
実際の戦争でも、大国がゲリラ戦で打ち負かされる時代だ。
弱者こその強みは、いくらでもある。」

大前提と弱者の戦略を述べて、
あとは成功事例が詳しく書かれているので
大変わかりやすく、中小零細企業向け、あるいはその支援者にとって
非常に参考になる書籍でした。

とくに、飲食関係のいろいろな店をやったが上手くいかず
最後に残った弁当のFC店でどん底から戦略・戦術に落とし込んで逆転勝利を得た岩田さん。

早朝の「ユーチューブ投稿」で年商が10倍になった鈴木さん

火災保険の見直しを切り口に、
建物オーナーの「困った」を一気に解決、面倒くさい系商品で市場を独占し
3年で売上10倍超の5億円にもっていった小沢さん

たちの失敗を原動力に立ち上がるケース事例は物語としてもとても面白かったです。

大前提となる「経営の8大項目」(竹田式ビジネスモデル)
(1)商品(何を)
(2)地域(どこの)
(3)客層(誰に)
(4)営業(どうやって新規客をつくるか)
(5)顧客(リピート・ファン・信者づくり)
(6)組織(人事・研修・やる気)
(7)資金(資金調達と配分)
(8)時間(働く時間・働き方)

「弱者の戦略」を4つのポイントに絞ると
(1)差別化  弱者は強い会社と違うことをする。
(2)小さな1位 弱者は小規模1位、部分1位。何かで1位
(3)一点集中 弱者はあれこれしない。1つに絞る。
(4)接近戦 弱者はエンドユーザーに直接営業する。

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